Tazaki Hirono

記事一覧(54)

機内誌 『HERITAGE Japan』 (OCT-DEC 2018)

ベトナム航空の機内誌『HERITAGE Japan』の最新号(OCT-DEC 2018)で、ライフスタイル「時をかけるオートバイ」と、ベトナムの民話「トゥ・トゥックと妖精」を翻訳させていただきました。「トゥ・トゥックと妖精」は日本で言うところの「浦島太郎」のようなお話。聞くところによると韓国にも似たような言い伝えがあるそうで、ほかのアジア諸国にも類似した物語があるかもしれませんね。「時をかけるオートバイ」では恐らくオートバイ好きの人ならば万国共通のバイク愛について書かれています。私自身はオートバイには縁遠いのですが…ホーチミンで暮らしていた頃の愛車はYAMAHAのスクーター型の黄色いバイクでした。市街地は酷い渋滞や排気ガスに砂ぼこりなど悩まされることも多いものの、やはりバイクには自転車や車にはない魅力がありました。まして日本では電車とバスの生活なので、バイクを乗り回していた頃が懐かしいです。さて、話はバイクの魅力からだいぶずれますが…実は…ホーチミン時代に愛車のエンジンを覆うカバー部分?に巨大なドブネズミに住みつかれてしまったことがありました。住んでいたローカルアパートの駐輪場か、職場の廃墟のような古いビルの地下駐車場から私のバイク内部に忍び込んで暖を取っていた?みたいです。駐輪場にはバイクが数えきれない程駐車されているのに、いつも私のバイクの脚を置くスペースにネズミのフンが落ちていたのです。ネズミが嫌いそうな消臭剤をバイクに吹きかけたり、座席部分の収納スペースに防虫剤を入れたりしてもフン被害が続き…。ある日、駐輪場に行くと今までに嗅いだこともないような異臭が漂い、バイクに乗って道路を走っていても異臭が付いて来るという不可解な現象が起きました。「私のバイクが異様に臭い」と相談した相手に嗅いでもらうと「うわぁ~⁉こりゃ、ネズミが中で…」ということ。急きょ洗車屋さんへ行きバイクを解体してもらうと、店員さんやご近所さんも顔をしかめる恐ろしいことになっていました。私はあまりの恐怖に現場を見ませんでしたが。。。これまでに何人ものベトナム人にこの話をしたことがありますが、同じ経験をしたことがあるという人には未だ出会っていません。

9月の通訳&翻訳

9月は硬い文章の翻訳や校正が多い月でした。それに伴い調べ物に時間をかけての作業でしたが、その分終わると達成感がありました。この秋は「入るかもしれない」と思っていた仕事が「入らなかった」ので…良いんだか悪いんだか比較的とのんびり過ごすことになりそうです。とは言え、別のお仕事が入ってきたりもしているので、捨てる神あれば拾う神あり…。ここのところ、身体が空かず通訳のお仕事を振っていただきながら見送らせていただくことが多い一方で、ボリュームのある翻訳や調べ物盛りだくさんのお仕事をいただく機会が多いです。そこで、ちょっと気にしているのが出不精になってきているのと、通訳用の耳と口が鈍りそう…ということと。翻訳は日中はのんびり&夜間はがっつり作業をしたり、早起きして朝ごはんもお昼ごはんを抜いて夕方までエンジン全開で作業したり…その時々のスケジュールや体調や気分によって変えられる今流行りの「裁量労働制」で取り組めますが、オンオフの切り替えが難しい。一方で通訳は現地へ赴き半日ないしは終日、脳みそも口もフル回転ですが、帰宅すれば完全なオフになります。それぞれ魅力がありますが、最近は在宅作業が多いせいか腰が重くなりつつあり…私大丈夫かしら…とふと思ったりする時があります。いざ、現場に着いて動き出してしまえば平気なのですが、通訳と翻訳の業務量のバランスはなかなか難しいです。10月は通訳の割合が多くなりそうなので、翻訳から通訳へ脳みそと身体の切り替えをしなければ。。以下、9月に固定の仕事以外で請け負った仕事の備忘録です。翻訳:情報番組、貸借対照表、損益計算書、童話コンテスト書評…など校正:雇用契約書…など写真は普段使っているペンケースと、その中に常備している印鑑3種。お客様の元へ赴き通訳や翻訳をするオンサイト業務の場合、その場で誓約書や請求書、業務報告書などに署名・捺印することがよくあります。そのため、印鑑は常に持ち歩いています。左から訂正印(苗字)、認印(苗字)、丸印(氏名)。私は個人事業主として屋号をつけていないので、丸印には氏名しか彫られていません。また、この丸印は印鑑登録はしていないので実印としては使っておらず、前述のフリーランスの仕事でお客様やエージェント様と交わす書類に押印する時に使っています。書類への押印は認印でも構わないのですが…かねてから、対企業や対士業の先生方と交わす書類を見た時に自分のところだけ小さな認印だとちょっと寂しい感じがするなぁと思っていました。そして先日、プライベートで実印を作らなければならなくなり、ついでに仕事用の丸印も作ったという訳です。例によって単なる自己満足なのですが、フリーランスを続けるには自分で仕事環境や気持ちを整えることも大切だと考えています。。

8月の通訳&翻訳

8月はテレビ番組のオンサイト翻訳やベトナム政府の公文書の翻訳など…のお仕事をいただきましたが、基本的には旅行や休養の合間に仕事をした1か月でした。もちろん仕事はしっかりと取り組ませていただきました。旅行とまではいかなくても、普段と違う環境に身を置いてみることも大切だなぁと実感しています。旅行先があまりに楽しくて、帰宅後も余韻に浸りフワフワした日常が続くこともあるのですが…今回の旅行では新たな気持ちになったり、旅行時の活動的な流れを利用して仕事やプライベートでもいつになく行動力が増しました。さて、在宅で仕事をする際にとっても大事なのがネット環境です。実は7月に引っ越した都合でネット環境に問題が生じてしまい、これはいけないとWiFiから有線にネット契約の乗換えをしました。これまではWiFiルーターで十分だったのが、転居先が南北に長い間取りのためか?上りも下りも通信速度が極端に遅くなってしまったのです。データのアップロードもできなくなり、ルーターとは別の部屋に置いているプリンターに電波が届かず印刷できなくなったり。。携帯電話やネットの契約、PCの買い替えなど…家電量販店に行くといつもぐったり疲れるので、普段はあまり行かないようにしているのですが、今回は同じ会社内での乗換えだったこともあり案外早く手続きが終わりました。有線にして家の中でWiFiに接続するようにしてからは、仕事もサクサク進みとても快適です。以下、8月に固定の仕事以外で請け負った仕事の備忘録です。翻訳:情報番組、ベトナム政府政令、童話コンテスト書評、軍事関連報道記事…など校正:絵本…など写真は自宅で作業をする時の仕事道具一式(1枚目)と、それを入れているバッグ(2枚目)。フリーランスで仕事をされている方は書斎や仕事机で作業をすることが多いと思いますが、私はその両方ともありません。書斎が必要なほどモノもありませんし、都心の狭小住宅住まいには書斎は夢の話。仕事机は置けなくはないですが、狭くなるのが嫌なので置いていません。チェストの上がPCや仕掛案件の資料などの定位置だったのですが、先日、ネットサーフィン中に名前入れバッグを見つけてポチッと注文しました。2005は本格的に翻訳業を始めた年です。その時の状況や気分によって、バッグを持ってダイニングテーブルやローテーブル、ソファに移動して作業をして、終わったらガサガサッとバッグに入れて目に入らない場所にしまうようにしました。気分の切り替えにも効果的でなかなか気に入っています。

BSプレミアム 「ベトナム国道一号線 バスで走る1800キロ(2004)」

来週9月17日と18日、ベトナムのハノイ~ホーチミンをつなぐ国道一号線を走る長距離バスで移動する人々に焦点を当てたドキュメンタリーがNHK BSプレミアムで放送されます。そして、スタジオゲストとして我が恩師の岩井美佐紀先生が出演されます!この長距離バス、私も学生時代に幾度となくお世話になりました。最も強烈に記憶に残っているのが、ある年のテト(旧正月)明けにハノイ近郊のニンビン省からホーチミンまで帰ったときのこと。車内はテト休暇を終えホーチミンへ出稼ぎに行く人で溢れ、乗車率は200%超。2列席が両側にあり真ん中は通路ですが、その通路にはビールケースが置かれ、その上にベニヤ板が敷かれていて乗客がぎゅうぎゅうに座っています。私はある年のテトに初めて訪れた地でありがたいことにそれは手厚い歓迎を受けて、勧められるがままに暴食したせいか乗車直前の晩から嘔吐に下痢に襲われてしまい…その状態でこのバスに乗りました。幸い数回嘔吐した後は吐き気は収まりましたが、お腹はそう直ぐには治ってくれません。。脂汗を流しながら半日に1回のトイレ休憩がどれだけ待ち遠しかったか…。遂に我慢できなくなった時には運転手さんに言って止まってもらったことも1度だけありましたが、かなり罵倒されました。夜中だったこともあり車内は寝ている人が多く乗降口から外へ出ることができず、窓を全開にして担ぎ出してもらう羽目に…。考えると移動日をずらせばよかったのにとか、飛行機にすれば良かったのに…と思うのですが、若い時の無謀な感じってすごいです。これは個人的な南北縦断長距離バスのエピソードですが、番組ではベトナムの人々の暮らしを垣間見ることができることでしょう。写真は番組ページより。

日本の絵本、ベトナム語版最新4作品

発行からしばらく経ちますが、モアプロダクションさんから最新4作品が好評発売中です。本日、モアプロダクションから可愛いMOGUちゃんの缶バッジと共にサンプル本をお送りいただきましたので、ここでご紹介させていただきます。今回も面白い作品が揃っています。「あめふり(MƯA RƠI)」は、お馴染みのばばばあちゃんのお話です。なかなか止まない雨に、ばばばあちゃんがあることを思いつきます。雷さまが沢山出てくるあたり、「せんたくかあちゃん」と通ずるところもあります。大雨の日に雲の上で雷さまたちがどんなことをしているか想像しながら読み進めるのも面白いですね。「わたしとわたし(Tớ và Tớ)」は、〇〇した方が自分のためだしやってみよう!と思う反面、面倒くさいなぁと思ったりと、大人にも当てはまる「あるある」話。「ピーのおはなし(CHUYỆN CỦA CÚN PI)」で、私のお気に入りの場面はイチゴが実っている場面。とっても美味しそうです。「ちかてつのぎんちゃん(Bạn tàu điện ngầm Gin-chan)」は、東京メトロ監修の銀座線をモデルにしたお話。銀座線を利用している方には特に身近な作品ですね。数年後には地下鉄が走る予定のベトナムでも、「地下鉄が走るってこんな感じなんだ!」とイメージが湧くでしょう。ベトナムにお住いの方、渡航予定のある方、ベトナム人のお友達にも是非!ベトナムにある書店やイオンモール、ファミリーマートなどのほか、モアプロダクションさんのサイト: Mot sach moguからもご購入可能です!

7月の通訳&翻訳

7月は文芸から司法と、また振り幅の大きい月でした。文芸では童話コンクール(ベトナム語)出展作品を日本語に訳しましたが、作者の表現や発想などとても興味深く拝読しました。登場人物の一人称が英語でいうところの「I(アイ)」にあたる「Tôi」の時、当該人物の行動やセリフや置かれている環境から「私・僕・俺…」のどれが一番しっくりくるか、「You」にあたる「Cậu / Em / Bạn / Anh / Chị」には「あなた・きみ・おまえ・あんた…」のどれが適しているかを考えるのも楽しかったです。ベトナム語に限らず文芸作品の翻訳版や映画の字幕で外国語と日本語を比べた時、粋な訳し方だなぁと思ったり、なんか違和感を覚えたりすることってありますよね。訳し方によって観る人の作品に対する印象はかなり変わるので、そこが文芸翻訳の面白さであり難しさだと感じます。以下、7月に固定の仕事以外で請け負った仕事の備忘録です。翻訳:童話コンクール作品、離婚訴訟書類、機内誌…など校正:技術系日越対照表…など写真は、またまた荷物整理で出てきたもの。2006年2月28日発行のベトナムの日刊紙「Báo Phụ nữ (女性新聞)」7ページ目。「ベトナムで学び求職する外国人女性」の記事です。2度目の留学で在学していた大学院は学生のほとんどが社会人入学で、社会学部だった私のクラスは26名のうち学部を卒業してそのまま進学したのは私1人でした(外国人も私1人)。1つ上の学年に新聞記者の方がいて、私について記事を書いてくださいました。久しぶりに読み返してみると、当時のことが蘇り懐かしく感じました。取材していただいた時に困ったのが、写真。記事に掲載する用にスナップ写真を提出することになったのです。当時使っていた携帯は現地でも一番安かったガラケーでカメラなしのNOKIAの機種でしたし、大学とバイト先、家を往復する毎日で改めて写真を撮ることもなく、「イイ感じ」の写真など全くありませんでした。手元にあった数少ない写真から何とか選んだのが紙面下部にある写真…。愛車の黄色いバイクにまたがりブーゲンビリアや草木をバックに引きで撮った写真なのですが、顔のアップが切り取られ掲載されたためぼやけています…。髪の毛は当時のベトナム女子で主流だった?ロングにストレートパーマをかけてベトナム人学生に見間違われるほどでした。上段にはフランスから留学していた大学3年生の女性について記載されているのですが、この女性の写真がまたキレイなのです。斜めに構えて教科書を手に取り、とてもキマッテいます。欧米は写真を撮り&撮られ慣れている方が多いですよね。私もいつか素敵な宣材写真を…。写真についてばかり書いてしまいましたが、記事の内容はベトナムにおける労働者の権利保障について関心を持って研究しています、みたいなことが書いてあります。

機内誌 『HERITAGE Japan』 (JUL-SEP 2018)

インスタグラムやフェイスブックでは既にご報告させていただきましたが、ベトナム航空の機内誌『HERITAGE Japan』の最新号(JUL-SEP 2018)で、「ベトナムで新スタイルのコーヒーを楽しむ」を翻訳させていただきました。私がホーチミンに住んでいた頃はカフェと言えば、ハイランズコーヒー(Highlands Coffee)やチュングエン コーヒー(Trung Nguyen Coffee)などのチェーンや、クラブミュージックが大音量で流れきらびやかなミラーボールが印象的なカフェMTV、全体的に緑の設置が多く中庭に池があるカフェ・カット・ダン(Cafe Cat Dang)でしょうか。当時は普段どっぷりローカルの生活をしていたために、ザ・ベトナムではないカフェを求めて個人経営のモロッコ風カフェやフレンチインテリアのカフェへ行ったりしたのを覚えています。それが外資系のカフェが増え、地場のカフェも打ちっぱなしのコンクリートがクールな空間だったり、敢えて古いアパートを隠れ家風にしていたり…。この記事にもありますが、本当に選択肢が増えたなぁと思います。日本での暮らしが長くなり、何だかんだ言って一番恋しいのは露店でプラスチック製の低い椅子に座りながら飲むコンデンスミルクたっぷりのカフェ・スア・ダーだったりします。

聴解&読解 おすすめの学習方法(中・上級)

今回「実用ベトナム語技能検定試験」を受験してみて、過去問や対策本がない中で、効果的なのではないかと個人的に思うおすすめの学習方法を紹介します。ここで紹介する学習方法はベトナム語の基礎がある方でもっと聴解や読解をレベルアップしたいという場合や、ネイティブのベトナム語に慣れたいという方に向けたものです。お時間のある時に是非お試しください!【長文読解】オンラインニュース。現地では日刊紙としても広く読まれている新聞社のオンライン版です。いきなり現地の時事ニュースを読むのはハードルが高いと思いという方におすすめなのが、国際ニュース。日本でも報道されているニュースと照らし合わせて読み進めれば全体像も掴みやすいはず。記事に出てきた新出単語を単語帳にまとめておくと、ただ単語を暗記するだけでなく「あぁ、あの記事に出てきた単語だな」と覚えやすいです。国際ニュースは堅くて気が進まないという方には、三面や社会ニュース。ニュースの一覧から面白い写真や衝撃的な写真がついている記事を選んでみるとはかどるかもしれません。●THANH NIÊN:以下にURLを貼っています。●Tuổi Trẻ online:誤った情報を報道したとして現在活動停止処分中ですが、10月17日~は活動が再開される見通しです。

実用ベトナム語技能検定試験

実は…6月24日(日)に都内で実施された「第2回 実用ベトナム語技能検定試験」の2級と3級を受験しました。これまでタイ語やインドネシア語は検定試験がありましたが、ベトナム語にはなかったため(現地大学で受験できる能力試験はあります)、ベトナム語のレベルを客観的に評価することが難しいという現状がありました。今後、この検定試験がスタンダードとなっていくのか?以下に、受験してみた感想をまとめてみました。2017年6月に第1回(準6級~2級)が実施され、1級は冬季に実施すると予告されていたので、ベトナム語を生業にしているものとして1級の受験を検討していましたが、噂で聞くところによれば受験者が集まらなかったとかで実施が見送られたようです。そこで今回2級と3級を受験し、無事に合格することができました。合格は当然、満点合格するべきところ、残念ながら満点は取れませんでした。しかし、ぶっつけで9割程度は取れたので、「試験慣れ」さえすれば満点も無理ではないかなぁという感触です。と言うのも、私は事前に受験経験者に話を聞くことも試験対策の勉強も一切なく、出題形式が全く分からない状態で受験したせいか、午前中に受けた3級の方が午後に受けた2級より難しく感じたためです。(難易度は2級の方が上なはず…)【リスニング】は、問題用紙に選択肢(写真・文章・記号)が記載されている問題や、選択肢がなく音声のやり取りや質問を聞いて正しいと思う回答をマークシートで塗りつぶす形式があり、「え?なになに?どうやって答えるの?」と考えているうちに音声がどんどん進んでいってしまいました。私はリスニングは得意な方で検定の問題も特に難しくは感じませんでしたが、スタートでつまずいた感がありました。。。【語彙】は、覚えるしかないですね…。個人的には単語を単体でひたすら暗記するより、長文読解や構文の中で増やしていく方が覚えやすいかなぁと。【文法】は、いわゆるフォーマルな文章で書かれている語順とは異なり、どちらかと言うと砕けた口調(倒置法のような?)での語順に並べ替えさせる問題が多かったように感じます。普段フォーマルな文章を翻訳することが多いせいか、思い込みでフォーマルな語順に並べていくと最後に単語が変な風に残ってしまったり、違和感のある文章になったりして、ここは少し手こずりました。【読解】は、確か新聞記事が引用されていたと思います。私は普段から仕事で新聞記事を毎日読んでいることもあり、「長いっ!」と感じることはなく、難易度もそんなに高かったようには感じませんでした。これはやはり英検やTOEIC、TOEFLと同様に長文を読むことに慣れ、かつ速読できるようになる必要がありそうです。この「実用ベトナム語技能検定試験」がスタンダードとなっていくのかはまだ分かりませんし、今後新たな検定試験が登場する可能性もあります。実用ならばスピーキングがあった方がいいような気もしましたし、現状では出題範囲もいまいち明確でないのがネックではありますが、力試しに受験してみては?というのが感想です。ただし…以前に、日本語能力試験の1級に2度合格したことがあるというベトナム人の男性と一緒にお仕事をする機会があり、こちらの言うことがなかなか伝わらなかったり、男性の言うことをこちらが理解できなかったり…という問題にぶつかったことがありました。「1級」と聞くと読み書き会話をネイティブに近いレベルでできると思いがちですが、「試験慣れ」しているのと、「実地」はまた別物…ということも⁉第3回は2019年6月23日(日)に実施予定とのこと。学習者の方は挑戦してみては?

6月の通訳&翻訳

5月中旬~7月中旬はプライベートが実に忙しく、7月下旬の今になってやっと落ち着いてきました。このため6月は固定のお仕事以外はほぼほぼ休業状態でした。前回の投稿でも書きましたが、物理的に落ち着かず気持ちもソワソワしていると仕事に支障をきたしやすくなってしまうので、ここは割り切って単発のお仕事は見送らせていただいていました。しかし6月には、5月お受けしたお仕事の1つが広く多くの方々のお目に触れる機会がありました。それは人の人生にかかわる非常に責任の重い翻訳のお仕事でしたので、原文に忠実で正確な翻訳は当然ながら、いかに文章を作成した方の想いや考えを読み手に直接感じ取ってもらえるかを念頭に置きながら取り組ませていただきました。そして、6月にその成果品をご覧になられた方々の反応を目に耳に感じ、翻訳者という仕事の大切さや遣り甲斐、影響力を実感しました。大げさな言い方かもしれませんが、この先も社会や人々のお役に立てるようなお仕事をしていきたいものです。以下、6月に固定の仕事以外で請け負った仕事の備忘録です。翻訳:健康診断問診票、離婚訴訟書類…など校正:企業紹介資料、技術系タッチパネル日越対照表…などベトナム語レッスン:大学生(初学者)向けベトナム語講座写真は1枚目が大学入学時にクラス全員が購入した日越&越日の辞書(左)と、院生時代に書店でたまたま見つけて「これは使える!」!と思って購入した、幅広い語句が厚さ1cmに凝縮された辞書(右)。どちらの辞書もベトナムのものです。2枚目は、右の辞書の目次。10数年前と比べれば今は日本で出版された辞書も複数あり選択肢も随分増えましたが、左の辞書はこのサイズ感と語彙数(変な訳語もありますが…)はなかなか好みです。右の辞書を購入したのは確か2006年頃ですが、当時でこのクオリティは驚きでした。日本で暮らすベトナム人が目の当たりにする語彙がコンセプトなのでしょうか、福利厚生や近所づきあい、医療まで…幅がすごい!紙ベースの辞書を引かなくなり、荷物整理をしていて久々に手に取ったこの2冊、本棚の良く見える場所に入れ直しました。