9月の通訳&翻訳
仕事やプライベートが立て込んでいるとあっという間に時間が過ぎて月間業務報告をあげるのが滞ってしまうのですが、反対に普段の活動が鈍化すると業務報告に記載することも少なくついダラダラしてしまい、やっぱり投稿が後回しになり10月も下旬に差し掛かろうとしています。。
9月は数年ぶりに翻訳会社のトライアルを受けました。というのも、細々と続けているこのホームページ(ブログ)を翻訳会社の担当者の方がご覧くださったようで、トライアルを受けませんか?とお声がけくださいました。私は2016年4月に個人事業主として開業して以来たくさんのトライアルを受けてきました。人脈も実績もありませんでしたので「ベトナム語 翻訳 通訳 登録」のようなキーワード検索をしてヒットした通訳翻訳会社のホームページにあるフォーマットに必要事項を入力したり、必要書類を添付してトライアルに挑戦しました。
登録先の全てからお仕事がもらえるとは限らないので取り敢えずたくさん!と、15~20社に登録したりトライアルを受けたと思います。そのなかで現在のところお仕事の打診をいただく翻訳会社は7、8社でしょうか。個人で仕事をするようになってしばらくして同業の方や知人の紹介で登録させていただいた通訳翻訳会社も数社あります。
これまでは英語やフランス語、スペイン語、中国語、韓国語などをメインで請け負われていた翻訳会社が業務拡大で東南アジア言語の翻訳者を募集することが増えています。それに伴ってホームページ経由でトライアルのお話をいただくことがあり、お声がけいただいたときはだいたい受けさせていただいています。翻訳トライアルはフィードバックがある会社とそうでない会社と様々で、今回はフィードバックありでした。
文章自体は難しくなかったのですが…私としたことが凡ミスをしてしまい何日間か引きずりました。凡ミスなのですが文章的には致命的ミスでどうして気付かなかったのか…返ってきたフィードバックを見て「ぅわぁ…なんで…最悪…」言い訳のしようもありません。仕事を何ヶ月もセーブしすぎて頭が鈍っているのか…。。。その一点以外は大丈夫だったとのことで登録に至りました。。
また別件で校正トライアルもお声がけいただいたのですが、「有料トライアル」とのことでした。私はこの形態でトライアルを受けたことはなく今回も見送らせていただいたのですが、調べてみると一定のレベルにまだ達していない翻訳(実務)未経験者が気軽にトライアルを受けることが多く、翻訳会社がその出題やチェックなどに費やす時間と労力が負担となっているそう。そこで、それなりのやる気とレベルがある人を募るためにトライアルを有料化する翻訳会社が出てきているようです。そういえば数年前にホームページ経由で翻訳トライアルをお声がけいただいた翻訳会社は、トライアルは無料でしたが登録時に契約書を締結する際の収入印紙が登録者負担(4000円)でした。これも初めてのことで少し驚いたのを覚えています。
トライアルから話は逸れますが、これまで元原稿や訳原稿などのデータはオフィスファイルをメールに添付したりクラウドを介してやり取りをしていたのが、この数年でクライアントからの案件受注~納品までを総合管理できるようなツールを導入するところが増えています。このようなツールを使うと翻訳会社の担当者、外注翻訳者、外注校正者が一目で案件の進捗を確認でき便利です。翻訳や校正もツール上で作業を行いファイルをダウンロードする必要はありません。
ツール自体は便利なのですが翻訳会社によって使っているツールが異なるほか不定期に案件のご依頼をいただくので、私のようにフリーランスで多数の翻訳会社に登録している人は色々なツールの使用方法を覚えなければなりません。久しぶりの案件だと「えっと…どう使うんだっけ!?」と使用説明を見直したり。この1,2年でリモート講義が増えて、複数の学校で教鞭をとられている非常勤の先生方などはZoomやGoogle meetなど学校側が使用しているツールが異なるというのでご苦労されているという話もよく耳にしますが、それと似た感じでしょうか。IT時代ですから自分が適応していかなければならないのは分かっていても、苦手意識が先にきてしまう私です。
以下、9月に固定の仕事以外で請け負った仕事の備忘録です。
校正:ベトナム官庁公文書、企業Youtube動画、絵本
写真は実家の母が送ってきてくれた学術誌。母は元々が地質学者で、長年にわたり環境科学を専門として研究や教育をしてきました。退官後も研究や論文執筆を続けてきて学術誌も何誌か購読しています。かつては同じく地質学者で岩石を専門としていた父が母の良き相談相手であり家族で唯一母の研究内容を理解できる人でしたが、私にはちんぷんかんぷん。
この学術誌も昔から家に届いていても私が手に取ることはなかったのですが、社会科学系の内容で私にも興味がありそうな時は母が該当ページに付箋を貼って送ってくれます。9月号は外国人技能実習生、送り出し機関、在日ベトナム人カトリックコミュニティなどなどについて掲載されていたのが母から赤く色付いた柿の葉と一緒にレターパックで送られてきました。
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