写真家 沢田教一 展
今日はピュリッツァー賞を受賞した写真『安全への逃避』で知られる沢田教一さんの写真展へ行って来ました。沢田さんの写真は世界史の授業、ベトナムの戦勝証跡博物館、テレビ、新聞…と幾度となく目にしてきましたが、今回の写真展もとても見応えがありました。
昨年は仕事で沢田さんの生誕80周年を記念した写真展が青森で開催されたことを伝えるベトナムの新聞を訳したり、今年の6月には、映像翻訳の仕事で『安全への逃避』に写っていて今もご健在の方々へのインタビューの訳を起こす機会がありました。
そのため、沢田さんがカンボジアで銃撃され殉職されたのは知っていましたが、それが今の私と同じ34歳だったことを今日知り色々なことを考えさせられました。
沢田さんは生前、戦場カメラマンと呼ばれることを好まなかったそうで、展示作品は前線で撮られた写真以外にも、人々の暮らしを写したものが沢山あり、キャプションに「得意の母子の組み合わせ」、「女性を切り取るのが上手」と書かれていました。
平日の昼間ということもあってか来場者はご年配の方がほとんどでしたが、若い世代にも足を運んでもらいたいと思うような写真展でした。
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