機内誌 『HERITAGE Japan』 (OCT-DEC 2018)
ベトナム航空の機内誌『HERITAGE Japan』の最新号(OCT-DEC 2018)で、ライフスタイル「時をかけるオートバイ」と、ベトナムの民話「トゥ・トゥックと妖精」を翻訳させていただきました。
「トゥ・トゥックと妖精」は日本で言うところの「浦島太郎」のようなお話。聞くところによると韓国にも似たような言い伝えがあるそうで、ほかのアジア諸国にも類似した物語があるかもしれませんね。
「時をかけるオートバイ」では恐らくオートバイ好きの人ならば万国共通のバイク愛について書かれています。私自身はオートバイには縁遠いのですが…ホーチミンで暮らしていた頃の愛車はYAMAHAのスクーター型の黄色いバイクでした。市街地は酷い渋滞や排気ガスに砂ぼこりなど悩まされることも多いものの、やはりバイクには自転車や車にはない魅力がありました。まして日本では電車とバスの生活なので、バイクを乗り回していた頃が懐かしいです。
さて、話はバイクの魅力からだいぶずれますが…実は…ホーチミン時代に愛車のエンジンを覆うカバー部分?に巨大なドブネズミに住みつかれてしまったことがありました。住んでいたローカルアパートの駐輪場か、職場の廃墟のような古いビルの地下駐車場から私のバイク内部に忍び込んで暖を取っていた?みたいです。
駐輪場にはバイクが数えきれない程駐車されているのに、いつも私のバイクの脚を置くスペースにネズミのフンが落ちていたのです。ネズミが嫌いそうな消臭剤をバイクに吹きかけたり、座席部分の収納スペースに防虫剤を入れたりしてもフン被害が続き…。
ある日、駐輪場に行くと今までに嗅いだこともないような異臭が漂い、バイクに乗って道路を走っていても異臭が付いて来るという不可解な現象が起きました。「私のバイクが異様に臭い」と相談した相手に嗅いでもらうと「うわぁ~⁉こりゃ、ネズミが中で…」ということ。
急きょ洗車屋さんへ行きバイクを解体してもらうと、店員さんやご近所さんも顔をしかめる恐ろしいことになっていました。私はあまりの恐怖に現場を見ませんでしたが。。。これまでに何人ものベトナム人にこの話をしたことがありますが、同じ経験をしたことがあるという人には未だ出会っていません。
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