2月の通訳&翻訳
2月は前半にテトがあり固定のお仕事はお休み、後半は単発のお仕事で出張が続きました。現場ではベトナムのほかインドネシア、マレーシア、タイ、モンゴルから来日された方々に通訳さんたちと交流する機会もあり楽しく過ごすことができました。通訳さんたちは皆さんベテランの方ばかりだったので、ここぞとばかりに悩みどころを相談させていただいたり助言をいただいたりしました。業務の合間には「通訳あるある」でも盛り上がりました。
業務は前回の案件でも担当させていただいたので、前回学んだことを今回に活かすことができましたが課題もありました。例えば、「油圧ショベル」という正式名称の建設機械がありますが、これを「ショベルカー」や「パワーショベル」、「ゆんぼ」「バックホー」と人によって使う言葉が違う場合があります。ベトナム語でも同じように、あるモノの呼び方が人によって異なります。「油圧ショベル」は統一名称として社団法人日本建設機械工業会によって定められているそうですが、ベトナムではこうした「正式名称」が定められていないことが多く、モノによっては俗称が日本語以上に多種類なのかもしれません。
反対に通訳の下調べで正式名称を覚えていても、いざ現場へ行って通訳対象者が俗称を使うと頭の中が「???」と一時停止してしまうことがありました。また、前回の現場で通訳対象者が使っていた言葉「〇〇」を今回の現場で使ったところ「〇〇という言葉は使わない。△△が正しい」と指摘を受けた場面もありました。「ええ⁉」と思いつつ、それ以降は今回の通訳対象者が正しいとする言葉を使うようにしました。(余裕があれば)通訳対象者が話す言葉を瞬時に察知し、対象者の耳馴染みが良い単語を選んで訳せたらいいですね。
以下、2月に固定の仕事以外で請け負った仕事の備忘録です。
通訳:鉄道系技術、離婚訴訟打合せ など
翻訳:民事事件意見陳述書、鉄道系技術 など
校正:オンライン母子手帳、アプリ表示 など
ベトナム語レッスン:文法&読解レジュメ
写真は現場で置いていただいたネームプレート
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