国際ベトナム語能力試験 プレビュー ①


2021年2月11日(木・祝)に実施された『国際ベトナム語能力試験』(iVPT)を受験してきました。今回は2021年春季試験で、試験の実施回でいうと第2回。但し第1回は2020年2月に試験的に現役の学生さん向けにクローズドで実施されたので、一般が受験できる試験としては今回が初めてです。受験要項は国際ベトナム語能力試験 2021年春季 願書受付中!!で紹介していますので、そちらをご覧ください。


私が受験した会場は東京(神田外語学院)で、受験級はレベルB(中級)です。ここでは①②③の3回に分けてiVPTのレビューをします。国際ベトナム語能力試験 レビュー ①では会場の様子や留意点を紹介し、②③で試験内容を具体的に振り返っていきます。なお、試験内容については文法やレベル的にどうかなど言語的な解説ではなく、出題テーマの傾向や役立ちそうな勉強方法を紹介したいと思います。


【会場】

東京会場は本試験の運営に携わっている外国語専門学校の神田外語学院。正確な受験者数は分かりませんがレベルBの受験者数は30名前後くらいだったと思います。コロナ対策として大教室ではなく比較的小さな2つの教室に約15名ずつ分かれました。教室内は受験者同士で1席ずつ間隔が空けられていました。会場で気になったことが数点。


1つ目…試験当日、私としたことが腕時計をしていくのを忘れてしまったのですが、「試験会場には壁掛け時計がある」と思い込み余裕でいたら…ありませんでした(汗)。教卓の横に設置された大画面に試験監督の操作するPCの画面が写し出されており、その画面右下の時計を基準に試験が実施されました。時計の文字が小さいうえ前方に着席する受験者の陰になりよく見えませんでした。(受験後のアンケートで大きな時計があれば良かったと書きました…)


2つ目…冒頭の受験説明で「荷物は隣の椅子に載せて」とありましたが、席によっては「隣の椅子」がありませんでした。3席並びの場合、2人の受験者の間に1席空けられている感じでその空席に2人分の荷物を置くスペースはなく、荷物を床に置いている人が多かったように思います。


3つ目…マークシート試験・筆記試験・口述試験の間それぞれ休憩がありますが、次の試験準備のため受験者は一度退室します。外出するほどの時間はなく控え室もないので廊下で待機しました。受験者30名程度でも廊下が人でいっぱいになったので、今後受験者が増えたら控え室が準備されるのか気になるところです。


【受験者層】

レベルBということもあり主な受験者層は現役の学生さんで、皆さん同じ学校なのか仲良さそうにしていました。受験のメイン層は大阪会場でも同じだろうと推察します。次に多かったのが働き盛りの社会人で、年齢層は男性が35~50歳くらい、女性が35~45歳くらいでしょうか。


印象的だったのが35~50歳の男性たちが同じ職場か何かなのか皆さんお知り合い同士だったこと。お勤め先から受験するよう指示が出ているのかもしれませんね。女性はご友人同士なのかな?という雰囲気の方々がちらほら。外国語系の学校のOGだったり、ベトナム好き繋がりのご友人だったりでしょうか(全て憶測です)。完全に1人で受験しに来ている人は数人だった印象です。


#国際ベトナム語能力試験



国際ベトナム語能力試験 プレビュー② では聴解・語彙・文法・読解を振り返ります。


ベトナム語通訳翻訳者 田崎広野

フリーランスベトナム語通訳翻訳者 田崎広野の活動を紹介する個人ページ Trang cá nhân của Tazaki Hirono: Phiên dịch viên Nhật - Việt tự do

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