BSプレミアム 「ベトナム国道一号線 バスで走る1800キロ(2004)」
来週9月17日と18日、ベトナムのハノイ~ホーチミンをつなぐ国道一号線を走る長距離バスで移動する人々に焦点を当てたドキュメンタリーがNHK BSプレミアムで放送されます。そして、スタジオゲストとして我が恩師の岩井美佐紀先生が出演されます!
この長距離バス、私も学生時代に幾度となくお世話になりました。最も強烈に記憶に残っているのが、ある年のテト(旧正月)明けにハノイ近郊のニンビン省からホーチミンまで帰ったときのこと。
車内はテト休暇を終えホーチミンへ出稼ぎに行く人で溢れ、乗車率は200%超。2列席が両側にあり真ん中は通路ですが、その通路にはビールケースが置かれ、その上にベニヤ板が敷かれていて乗客がぎゅうぎゅうに座っています。
私はある年のテトに初めて訪れた地でありがたいことにそれは手厚い歓迎を受けて、勧められるがままに暴食したせいか乗車直前の晩から嘔吐に下痢に襲われてしまい…その状態でこのバスに乗りました。幸い数回嘔吐した後は吐き気は収まりましたが、お腹はそう直ぐには治ってくれません。。脂汗を流しながら半日に1回のトイレ休憩がどれだけ待ち遠しかったか…。
遂に我慢できなくなった時には運転手さんに言って止まってもらったことも1度だけありましたが、かなり罵倒されました。夜中だったこともあり車内は寝ている人が多く乗降口から外へ出ることができず、窓を全開にして担ぎ出してもらう羽目に…。
考えると移動日をずらせばよかったのにとか、飛行機にすれば良かったのに…と思うのですが、若い時の無謀な感じってすごいです。
これは個人的な南北縦断長距離バスのエピソードですが、番組ではベトナムの人々の暮らしを垣間見ることができることでしょう。
写真は番組ページより。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3599/2325578/index.html?c=housou
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