フリーランスと健康保険料&住民税
ステイホーム明けも何となくダラダラしがちでしたが、この数日で仕事のやる気スイッチが入りエンジンがかかってきました。といってもポジティブな理由からではなく、6月以降に国へ納めるお金が予想以上に大きく、せめて増額分は収入を増やさなきゃ…と危機感を感じたからです(苦笑)
毎年6月は国民健康保険納入通知書と住民税の決定通知書が送られてきます。会社勤めの場合は人事や総務の担当者が手続きをしてくれているはずです。国民健康保険料と住民税は前年の所得により決定されます。会社勤めの頃は昇給に伴い差し引かれる額も増え手取り額は微増程度だったので、保険料や住民税についてあまり意識したことはありませんでした。前職で人事業務をするようになってからは保険料の算定基礎届について携わることもあり、何となく仕組みが分かっていたのですが…ここまでとは。
会社勤めなどの場合に加入する健康保険は一般的に事業主と被雇用者が保険料を折半するので、仮に保険料が1万円なら会社が5,000円、社員が5,000円負担します。一方で個人事業主が加入する国保は100%自己負担なので、そのまま全額1万円を納めることになります。
2016年に開業し2019年まで幸い毎年少しずつ収入は増えているのですが、「国に持っていかれる(こんな言い方は品がないのを承知で)」お金の増え方が凄まじいです。特に昨年はお仕事を沢山いただき収入が前年から大きく増額したこともあり、今年の保険料や住民税を警戒していたものの…通知書が届いて驚愕です。
6月以降毎月、東京のワンルーム賃貸マンションの家賃くらいの額が口座振替で消えていってしまうことになりました。。。悲しいのなんの。未だに白色申告をしている私が悪いのかも知れませんがショックが大きいです。まして今年はコロナの影響が年末まで続く可能性も十分あり、これはおちおちしていられない!と仕事のエンジンがかかった次第です。
個人事業主の収入はお仕事の量に比例して増えますが、その分国に納めるお金の負担が会社員に比べてとっても大きいこと、収入が高かった翌年に収入が低くなると生活に大きな影響を及ぼしかねないこと、人事・総務・経理の業務を全て自分で担当するつもりで社会保険や税金について知識を深める必要性など…。開業や事業継続には熟慮と覚悟、計画性が求められます。
フリーランスに転身しようかなぁと検討されている方は、目標年収や経費、保険料、年金、住民税、生命保険、積み立てなど…シミュレーションしてみると良いかもしれません。「一応生活は安定しているけれどすごく余裕があるわけではない田崎ですら、東京のワンルーム賃貸マンションの家賃くらいの額を毎月納めなければならない」というのが少しでもご参考になればと思います。
ということで、都内はまだまだ予断を許さない状況ではありますが今週から通訳業も再開します。通訳案件を多めに入れよう…これまでは「まぁいいや」と廃棄していたような仕事関連の小額レシートや領収書もちゃんと保管しよう…NISAでも始めようか…など色々な考えが頭をめぐる今日この頃です。。。
写真は私に危機感を与えた張本人。
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